Twitterを見ていたら「ブックサンタ」という取り組みについて描かれたツイートを見つけました。
#ブックサンタ
— さわだえり (@eiga1201) 2020年12月20日
子どもに本を選ぶ&贈るというのが初めての経験で、なんかワクワクしました! pic.twitter.com/YqyEH3PL28
誰かのサンタさんになる
私には子供はいないけど、社会で子供を育てるというか世の子供がなるたけ健やかに育って欲しいなという気持ちは常に持ち合わせています。
そして、子供の頃、近所のおばあさんから時々本をもらって嬉しかったのも思い出したので、これはもう滑り込みで参加したいなと思った次第です。
今はそんなに読書をしなくなってしまった私ですが、子供の頃読んだ本のワクワクを誰かがまた体験して欲しいな、好奇心の後押しを出来たらなと。
いざ書店へ
オンラインでも参加可能でしたが、まずは自分が思い入れのある本を贈りたいなと思ったので久し振りに書店へ行きました。
どんどん新しい本も出るので、まるで知らない絵本だらけ。知っている本の挿絵も今時の作風になっていて、なるほどなるほどと本を探しました。
私がセレクトしたのはこちらの本です。
最初の方におはなしの舞台になる地図が出てきます。私はそれを見て、こっちに行けばきっとこうで、ここはこうなんだろうと物語に重ねてワクワクとしたのです。ピクニックなんだけど、ちいさなちいさな冒険気分。
これは苺が赤く色付くのはどうして?というのを創作したお話です。私はおばあさんがんばれ!と手に汗握って読みました。
レジで「ブックサンタでお願いします」と告げると店員さんの表情がマスク越しでもパアァァっと明るくなったのが分かって、少なくともこの人に喜んでもらえたならそれは良かったと思いました。本は書店預かりとなり、レシートと参加記念のステッカーとパンフレットをもらい軽い足取りで書店を後にしました。
次回への展望
本当は科学とか機械とか宇宙とかー将来もしかしたらきっかけになるかもしれないようなジャンルの本も選びたかったのですが、今の私にはその知識がありませんでした。これはまた今度。
そして、本当は高学年の時に読んでやはり冒険心を満たされて学校生活からの逃避が出来たヴェルヌの「神秘の島」も贈りたかったのですが、上中下巻に分かれていたのでこちらも断念。
本を読む楽しみを知れば、図書館で更に世界は広がるし、嫌なことからもすこし逃避できるかもしれないし、そしてあなたの事を気に留めている人がどこかしらにいるのだと伝わるといいなぁ。
他の手段について
ブックサンタは希望者に配られるシステムなんですよね。欲を言えば、その存在を知らない人にも届くと良いのだけど…まずはできるところから。
児童養護施設にも本を贈る事が出来たら良いのにな。と思ったのがきっかけで、「あしながサンタ」という養護施設向け支援サービスを知りました。
現物を寄付するのは寄付している実感が特に強まって良いのだろうなと思う反面、施設の人達の言葉も説得力があるものでした。こちらは毎月継続した支援と余裕がある時にに行える単発での支援があるようです。
ブックサンタの詳細はこちら
booksanta.charity-santa.com今回の私のように賛同するリアル店舗での購入・寄付と賛同するオンライン書店での購入・寄付が出来ます。オンラインだと選ぶことのできる本がある程度決まっているそうなのでバラエティに富ませるのであれば、リアル書店で買い物なのかなと思います。
先程も書いたように次回への展望も出来たので、今度から書店へ行く時はノスタルジー以外の気持ちも持って本を覗く事ができそうです。