13人がかりのblog

あれこれ好きなヲタ属性人間が書く事への敷居を下げるべく書き綴るblog

週刊御意見番inサンデーモーニング

やくみつる氏が五輪前から星野JAPANに懐疑的だったかは私は知りませんが、少なくとも張本勲は懐疑的だったと記憶しています。文字に起こしてみます。普段見ない方のために補足すると、張本氏はいつも手厳しい意見で知られていて、どちらかと言えば大沢親分はそれを若干なだめるというか「全部言われちまったよ」という感じです。

関口宏(以下、関口):お二人はどんな朝をお迎えでございますか?
張本勲(以下、張本):非常に気分悪い
宏:気分悪いですねぇ(笑) 親分もそうでしょう?
大沢親分(以下、親分):いや、もぅ。(ヘナヘナと脱力する仕草)滅入っちゃうよ、コッチは。
関口:もう関係者に限らず、日本中みんな気分が悪かったと思いますよ、ええ。いいですか?いきなり喝入れないで?
張本:大喝ですよ。
関口:では、先に喝入れておきましょう。
(VTR)
張本:まぁ、悔しいよりもね、情けないね。私はアメリカには負けるとは思わなかったね。二軍戦ですから。アメリカは23人(AAAの選手を)ピックアップしてるんですよね。
関口:アマチュアも入ってるんですもんね。
張本:大学生も一人入ってるんですから。これに負けたらねぇ、絶対駄目ですよ。言い訳なんか言って欲しくないね。
関口:だからこの韓国戦に負けちゃったところで、もう何か力が抜けてたんじゃないですか?
張本:いや、そこでね、私は言葉悪いけどね、首脳陣に不信感を抱いたと思うんですよ、選手が。そうなったら駄目ですよ。
関口:なんで不信感を?
張本:いや、まずねピッチャーの交替。当然代えなくちゃいけないところを代えなかったじゃないですか。これが一つ。それと、左(投手)が3人続いて、左の岩瀬(岩瀬仁紀投手)が投げてる、投げさせてるんですよね。日本では通じるかわからんけども、あれ位のクラスになったらね、逆に左ピッチャーの方が好きなんですよ。韓国のリーね、4番(イ・スンヨプ)、彼は右ピッチャーだったら(球が)懐に入ってくるから非常に嫌なの。
関口:全然当たってなかったんですよね?
張本:当たってない。とね、もう一つは岩瀬は、3〜4年前の岩瀬じゃないです。今はもう力落ちてますよ。
関口:ちょっとね、調子が…
張本:なぜなら、(以前の岩瀬は)スライダーが、真っ直ぐ来て手元で曲がってたんですよ、で、打ちにくかったんですよ。今は、スライダーが早く曲がるから、バッターが分かるの。こういう(バッターの)眼力ね。
関口:だから、調子が悪かった岩瀬をまたここ(対韓国戦)でも使わなきゃなんなかったのか、使っちゃったのか。
張本:ええ。それ質問したら、これは私のパターンだと言ってるから、こりゃ監督の采配ですから。
もう一つ、田淵コーチ(田淵幸一)とか山本コーチ(山本浩二)は、何やってるの?喝だ、これも!
同級生の子分になって行ってるぐらいだから、喧嘩してでもやっぱり助言したり、やらないと!
関口:これはやめた方がいいとかね。ここで交替した方がいい、この人使った方がいいってやんなきゃいけなかった…
張本:もう一つ、喝入れたいのは、厳しいだろうけどね、こういう首脳陣をピックアップした連盟。喝だ!
関口:親分、大人しい
親分:いやいやいや(笑)、オレの言う事、みんな言っちゃったからさぁ。とにかくね、僕が一番感じたのはね、チームリーダー?、要するにWBCん時はイチローがいたよ。あれが手本で、ところが今のメンバー見ると、リーダーがいないんだよ。
関口:まぁ、宮本さん(宮本慎也)はキャプテンだけどもね。
親分:宮本はだけど、最初の試合でもって二つダブルプレーでしょ?もうアレで、こんなんなっちゃたよね。(手で下降線のような仕草。意気消沈という意味か?) だからその、チームを引っ張っていくだけの勢いがなかったよ、今回ね。
張本:大きなゲームと短期戦にね、星野監督はね、ちょっと弱点がありますね。何故かと言ったら、私の経験から言ったら、私が21歳の時に4番を打ってたんですよ、日本シリーズですよ、決勝戦ですよ。9回に代えちゃうんだもの、私を、水原監督(水原茂)が。頭に来ますよね。延長戦に入ってて、何やってるんだと私はもうベンチで大暴れしましたよ。ところがその日も勝ったんですよ。
関口:それでよかったんですか?
張本:いや、まぁ、結果的には。だから、宿舎行って呼ばれて、「座れ」と。「俺はこれは点獲りゲームだけども、点をやらないゲームなんだ。お前よりもっと上手いレフトがおるから、代えたんだ」と。ところが、納得いきませんけどね。・・・結果的には、そういう思い切り。例えば守備の悪い人いたじゃない、今回。除いてやんなきゃ駄目なんですよ。本人がかわいそうです。本人の責任ではないんだから。
関口:いや、だから、こういう失策6なんてこれもねぇ。
親分:いやもう、ボーンヘッドと言うかねぇ、つまらないねぇ、日本の代表の選手がねぇ、落球したりね、とんでもない凡プレーが多かったよ。
張本:だからねぇ、しばらく首脳陣出てくるなよ。しばらくじっとしといて、余計な事するもんじゃないよ、絶対に。
関口:しかし、張さん、韓国は大喜びでしょ。
張本:いやぁ、韓国、昨日の、新聞記者、責任者に聞いたんだけどね、全然日本と韓国、雰囲気が違うそうですよ。まず、笑う奴が一人もいない、韓国は。一つのボールに監督、コーチ、全部集中して。ひゅっと見ると、日本の場合はニコニコ笑っている人もいるし、バントしてくる、普通のバントよ、皆褒め称えて。韓国は(バントを)当たり前じゃないかという位の顔でね。一つのボールを集中してるから。戦う前から新聞記者はこれは勝てると思ったそうですよ。
関口:張さんとしちゃ、複雑?韓国のこともこう…
張本:やっぱり複雑ですけどねぇ、まず日本に勝ってもらいたい。日本と決勝戦して欲しかったですよ、韓国とは。
関口:やっぱり、日本の野球人としてってことで?
張本:そうですね。だから、(韓国は)大事な後輩だけどもねぇ、しばらく私はもう立ち直れないよ。悔しくて。
親分:まぁ、国際試合の難しさも今回経験したしね。これを元に、まぁ今度の(WBC)出直さなきゃいかんわな。
関口:これで結局正式種目になったオリンピックで、日本は金が取れなかったと。
親分:どっちにしても、ハングリー精神が足りない、日本はな。
関口:ちょっと星野さん頼り過ぎた部分ところもあったかも…
張本:いや、過大評価し過ぎですよ。そりゃぁもう、もう少し冷静に評価していかないと。

一部( )で補ってます。あと、喝部分は分かるように太文字にしました。
きっと、将来自分で引用するような気がしますw
しかしまぁ、関口はいつもながらハリーに発言かき消されてるなぁ。