録画していたものをようやく見た。期待していた以上に面白かった。視聴者の若村麻由美のイメージって釈尊会以外だと白い巨塔の財前教授夫人のイメージなんだろうか。私は、御家人斬九郎のねえさんのイメージなんだけど。
金田一春彦さんが亡くなって金田一も途絶えたか。と勝手に思っていたら、実はきちんとご子息(金田一秀穂氏)がいらっしゃったとは知らなんだ。金田一一族のテレビ出演は、一子相伝なんでしょうか。秀穂さんは、マンガの日本語もきちっとチェックしているらしく、ドラゴンボールの台詞なども紹介されていた。オノマトペは、日本語は他言語に比べて豊富だけれども、それが動詞などを補う役割で発達したというのは感心した。マンガでも様々なオノマトペが使われていて、実は「シーン」というオノマトペ自体も手塚治虫の発明だったというポピュラーな話題もあり、セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさんの一コマっぽい「ダバダバダバダバ」というオノマトペも紹介されていた。そして、内田恭子アナがオノマトペという言葉を知らなかったのには驚嘆した。・・・でも、そうか。野球選手の名字すら読み間違う人だもんね。
とにかく、それなりに教養っぽくてバラエティでもあったので、季刊でよいので放送してほしい。
ちなみに冒頭で散々ネタにされていた新明解国語辞典、どっかで見たことがあると思ったら、高校の時に指定辞典として購入していた。私のは第四版第六刷。
気になったので金田一秀穂先生の大学の教員紹介を見た*1。偉ぶっておらず、またユーモアも持ち合わせていて、こういう先生がいたら自分もゼミを受けたいと思わせます。私の大学の英米学科の教授で勘違いしたのがいて必ず授業では難解な四字熟語であったり、厄介な言葉を使って講義をする教授がいたけど、本当に頭のいい人は簡単な言葉でも分かりやすく説明できる人だと思うんで、教員紹介を見る限りでは金田一秀穂氏は理想のタイプです。もっかい大学行きたい。