13人がかりのblog

あれこれ好きなヲタ属性人間が書く事への敷居を下げるべく書き綴るblog

レッサーパンダ男に無期懲役

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041126-00000025-san-soci
何だか切なくなりました。この事件があった後で地元紙・北海道新聞で見た記事を思い出します。その記事の主人公はまだ20代半ばなのに末期ガンで在宅治療(というよりホスピスっぽかったかも)をしている女性。女性が自宅で生活するために大勢のボランティアが彼女を支えています。とこれだけなら割と普通の記事だけど、この彼女というのが犯人の妹でもあるというのがより心に残った理由だと思う。兄は知的障害を持ち、母は女性が中学生の時に病死、父親は仕事をまったくしない。そのため、彼女は家族を支えるために働きます。働きすぎて体に異常をきたした結果が、ガンになっていた。というもの。残り少ない命であるものの、親身な人々と過ごせる日々に久方ぶりに希望を持って生きているというような内容でした。
当然ながら、彼女は既にこの世にはいません。彼女は何を思うんだろう。宅間守もそうだけど、親がしょうもないせいもあるんじゃないだろうか。母親が病死して、父親が働いていないのが判明して、民生委員や女性やその兄が施設で暮らせていたら、この事件は起きなかったかもしれない。(同じ境遇でも真っ当に生きている人が多いのも事実ではあるけれど)