さて手術当日です。同室の人のフットポンプの音もLoop+耳鳴りで無効化されたためかしっかりと眠ることができました。9時までは水を飲んでも良いとのことで焦燥感等はありません。どっしりと構えています。検温、血圧の測定を終えて、浣腸を済ませてから自力で手術室へ向かうとのことです。
…だったのですが、浣腸の腹痛で迷走神経反射になってしまいました。
意識を失う寸前の酷い立ち眩みです。何とか体力を振り絞ってトイレから出て、洗面所まで辿り着いて力尽きました。手を洗うために立ち上がる事もできず、手を洗っていない+余力がないためベッドにも戻れず。通りすがりの看護師さんに発見されて、車椅子でベッドへ運ばれ、血圧測定をしました。確か上が90だったはず。具合が悪いながらも「あー、時々起こす迷走神経反射の時はこんなに血圧が下がっていたのか」などと他人事のように考えていたのでした。
そして、自分では意識を失っていないと思っていましたが、どうやら意識も一瞬失っていたようです。急遽点滴を前倒しで実施することになり、しばらく体調が落ち着くまでベッドで安静にした後、茫然自失としたまま車椅子で手術室へ向かいました。
ぼんやりしたまま手術台に上がり、手術着をバッと剥ぎ取られ、硬膜外麻酔をするためギュッと体を丸めるように言われ何度か縮こまってから管が入りました。想像していたような痛みもなく、安堵して仰向けになって、「深呼吸してください」と言われ……「…さーん、山さん、ほー山さん聞こえますか?」と声が聞こえて手術が終わっていました。
噂で聞いていた好きな音楽を流してくれることもなく*1、数字を数えてくださいとも言われず、自分でカウントしようと思ったけどそれすらなく目を覚ましました。
すぐ目が覚めたら摘出した患部を見られるかもと言われていたけど、直接現物を見ることはできなかった。それより何よりもとにかく眠たくてそこまで気が回らず、ひとまず気力を振り絞って家族に手術が終わった事と眠いから寝ると伝えてひと寝入り。2時間ほど寝てようやく頭が明瞭に。
ふくらはぎには肺塞栓などを防止するためのフットポンプが装着されてシュコーシュコーと音を立てながら膨らんでいる。手に刺された点滴はそのままで、腰からは硬膜外麻酔のチューブが、下半身には尿カテーテルの管が繋がっていました。
迷走神経反射を起こしてバタバタしてしまったせいでしっかりとした開始時間が分からなかったが、手術は予定通り3時間ほどで終わり、輸血をする必要もなく終わったそうです。
バタバタしたせいでタイムリミットぎりぎりまで水を飲んで喉の渇きを抑えるぞ作戦は失敗していたため、口の渇きを訴えてうがいをさせてもらった。
寝る前に痛み止めは使ったか?と看護師さんに聞かれて、生理痛のとんでもなくひどい時よりは軽い痛みだったので…と伝えると練習を兼ねて追加の痛み止めをプッシュすることになった。
そんな具合なのでテレビは体勢的に見ることができなかったが、オンラインサイン会などをYouTubeで見れる程度には元気だった。
*1:どうせ意識が落ちるまでなので、今回の私には必要ではなかった