和田彩花さんが参加するバンド「LOLOET」のLIVE会場は地元でも有名な洋食店のマーシュ邸のすぐそばにあるサウンドクルー。これから長丁場だから少しエントランスで休んでいこうかと思ったものの、立ち込める煙草の煙に追われて会場内へ。
場転換中だったので耳鳴り持ちはライブ用耳栓をはめて、念のためにオレンジのモコモコ耳栓を準備。この位のサイズの会場で見た知人の同僚のバンドのライブがきっかけで耳鳴りが消えなくなったので、用心に越したことはないんですよね。
2組目のバンドミートボールポンは2曲目が割と好みだった。3曲目あたりでMRIを受けた時にインダストリアルロックみたいだなと思いながら寝た事があるのを思い出した。
続く3組目のTG.Atlusは全体的に好みの音楽。プロフィールも全然頭に入っていなかったけど「5月」のイントネーションで北海道の人なのは分かった。
2組とも良かったけど、特にミートボール〜のMCが客席の仲間との内輪感があって、ちょっと空気感としては孤独を感じた。場違いな客なのかなとかちょっと思ったけど、ええい私の(私にとっての)ロックスピリットをなめるなよと己に言い聞かせてみた。初めて行って居心地が良いのは稀有なことなんだろうか。
さて、次がLOLOETです。
あんまり前でがっつきたくないなと思って、後ろにある椅子で休んでいたら客一人ひとりに何か紙を配る女性もとい和田さんです。…え、和田さん!?その日の歌詞カードを携えてこちらにもきたので、人から物をもらう時に座ってるのは失礼だなと疲弊を忘れて立ち上がりました。パソコンを見つめていた目には歌詞が小さい😣こういうのは家に帰ってからじっくり見ます。挨拶をしながら歌詞カードを配り終えて行った。
劔樹人さんのベースが見える位置に移動。目の前にどでかい人がいるので、ドラムセットの真ん中は見えず。演奏が始まると慌てた一人の女性客が人々の間をするりとくぐり抜けて最前列かぶりつきになったので、ジャンルによってはボコられる(少なくとも私が通っていたバンドなど)だろうな、わぁおと笑った。
変な先入観とか持ちたくなかったし、初めて聴いた驚きを大切にしたかったので予習を全くしなかった。RSRで見た人間椅子が曲はほぼ知らなかったのに最高にカッコよかったあの高まりをまた味わいたいと思ったし、良いバンドは知らなくても楽しめるものなので。
ちなみに私は本当にジャンルの括り分けというのが分かっていないので、世の音楽は私が良いと思うか、今ひとつか、私の好みではないかの3つに分かれます。
さて、肝心の音楽。
という訳で初LOLOETでした。夜の海のようなバンドだった。 pic.twitter.com/DiQz8bd0CC
— ほーきんぐ (@xhawkingx) 2025年7月4日
Twitterにも書きましたが、夜の海のようなバンドでした。目を閉じて聴きたい気もするし、演奏を見たい気もするし、例え好きな人が出ていたとしても苦手な音楽だと足は運べないので、行って良かったなと思えるそんな心地の良い音でした。管楽器もいいよね。そこに添えられる和田さんの声というかポエトリー?歌詞も良かった。
最後は主催者である喃語だったのだが、帰る手段が無くなりかねないので今回は見送った。せっかくLOLOETを呼んでくれたというに申し訳ないので、いつか機会があれば。
エントランスに出ると物販が…あやちょ!?和田さんが立っていました。お釣りを数えている和田さん…!SATOYAMAにて私が劔さんも並ぶ中で何かを買った時でもこんな場面見たことなかったななどとどうでも良い事を考えつつ、前の人が購入し終えたのでZINEを購入。
ちゃんと楽しめたかどうか笑顔で聞いてくれて、新宿での個別で「今まで応援できて良かった。勿論これからも応援するけど今までどうもありがとう。」と伝えようとして感極まって泣いてしまった時に優しく微笑んでくれたのを思い出して、髪型とかは変われど優しいところはやっぱり変わらないなと思った。
私はメンタルが18歳くらいなのか、スポーツ選手とかアイドルとかすごいなと思う人にはついつい敬語が出てしまうので、地元に来てくれた事への謝辞を述べ、へこへことお辞儀をして退散をした。
2日目は、腹痛のため欠席です。すごく無念。次の機会があるのか、私がもう少し健康を整えてタイミングが合わせられたらまた行きたい。
余談。
何となく作りが似てると思ったら、サウンドクルーこそ私が十数年前に今も聞こえ続けている耳鳴りをゲットしてしまった会場だった。今回は新たな耳鳴りは増えませんでした。
いつか訪れるかもしれない爆音に備えてライブ用イヤーマフとか合ったらするのかなぁ。