オレ流レビューをしてみよう
私が野球観戦後に必死にフラゲしに行った*1蔦Qが発売されて早一週間。雑誌や他のブログ主さんがちゃんとしたレビューを書かれるのは目に見えているので、私は私が思ったこと、連想した事を書く事にします。
- アーティスト: 筋肉少女帯
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2010/06/02
- メディア: CD
- 購入: 4人 クリック: 67回
- この商品を含むブログ (43件) を見る
「Q」曲目の「若いコとドライブ〜80'sからきた恋人〜」を。
この曲を聴いて浮かぶ情景は、ちょっと蒸しているような夕暮れ時。曲調に反して切ない歌詞です。(一見明るいけど)
昔、森若香織さんが雑誌で「悲しい曲を悲しい曲調で書くのは、誰だってできる。明るい曲調でも悲しさを表現」云々という事を言っていたのをつい思い出します。
私はこの曲の歌詞を聴いて、即座に漫画の神様・手塚治虫先生の「火の鳥・望郷篇」を思い出しました。
- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/07/21
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
↓↓(歌詞の内容に触れるので、未聴の方のネタバレにならないよう折り畳みます。)↓↓
80年代からやってきた死んだ恋人、現代にいられるタイムリミットは夕暮れ、
「海だ なんにも 変わってない」
と叫ぶ彼女。
漫画のストーリーの大筋と歌詞がリンクしていく箇所はありません。しかし、情景や一部の状況が火の鳥のそれを思い出させて、何ともおセンチな気持ちになってしまうのです。
海に行って、気付けば(?・消えた瞬間は分かったのか、振り返るといなかったのか?)いなくなった彼女は、打ち寄せる波でさっと消えていく砂の城のように、何事もなかったように消えたのでしょうか。しかし、恋人の心には強烈に彼女の姿、声、思い出が焼き付けられているのだろうなと思うと、より切ない気持ちになるのです。
このえせレビューから何も伝わらなくて悔しかったら、是非「蔦Q」をお買いあげ下さいw*2