13人がかりのblog

あれこれ好きなヲタ属性人間が書く事への敷居を下げるべく書き綴るblog

筋肉少女帯の新譜「蔦からまるQの惑星」(通称:蔦Q)を聴く

オレ流レビューをしてみよう

私が野球観戦後に必死にフラゲしに行った*1蔦Qが発売されて早一週間。雑誌や他のブログ主さんがちゃんとしたレビューを書かれるのは目に見えているので、私は私が思ったこと、連想した事を書く事にします。

蔦からまるQの惑星

蔦からまるQの惑星

「Q」曲目の「若いコとドライブ〜80'sからきた恋人〜」を。
この曲を聴いて浮かぶ情景は、ちょっと蒸しているような夕暮れ時。曲調に反して切ない歌詞です。(一見明るいけど)
昔、森若香織さんが雑誌で「悲しい曲を悲しい曲調で書くのは、誰だってできる。明るい曲調でも悲しさを表現」云々という事を言っていたのをつい思い出します。

私はこの曲の歌詞を聴いて、即座に漫画の神様・手塚治虫先生の「火の鳥・望郷篇」を思い出しました。

火の鳥 6・望郷編

火の鳥 6・望郷編

こちらの話も大スペクタクルです。興味のある方は、是非一度読んでみて下さい。私は何度読んでも泣いてしまいます。


↓↓(歌詞の内容に触れるので、未聴の方のネタバレにならないよう折り畳みます。)↓↓
80年代からやってきた死んだ恋人、現代にいられるタイムリミットは夕暮れ、

「海だ なんにも 変わってない」

と叫ぶ彼女。


漫画のストーリーの大筋と歌詞がリンクしていく箇所はありません。しかし、情景や一部の状況が火の鳥のそれを思い出させて、何ともおセンチな気持ちになってしまうのです。
海に行って、気付けば(?・消えた瞬間は分かったのか、振り返るといなかったのか?)いなくなった彼女は、打ち寄せる波でさっと消えていく砂の城のように、何事もなかったように消えたのでしょうか。しかし、恋人の心には強烈に彼女の姿、声、思い出が焼き付けられているのだろうなと思うと、より切ない気持ちになるのです。

このえせレビューから何も伝わらなくて悔しかったら、是非「蔦Q」をお買いあげ下さいw*2

*1:遠方で予約してしまい、結局発売日になってから聴いた。FF7発売時にも同じ失敗をしている

*2:と言いつつ、未聴の人対策で折り畳んでいるこの矛盾