13人がかりのblog

あれこれ好きなヲタ属性人間が書く事への敷居を下げるべく書き綴るblog

北東北の旅・4

向かうはまめぶの家。食べるはまめぶ。さかなクンさんでお馴染みのまちなか水族館向かいにある「まめぶの家」へ。
お昼どきというのもあり、店内はほぼ満席。一人だったのでカウンターに案内され、単品のまめぶを注文。うっきうきでいたら自宅から「台風接近中につき余裕をもって行動されたし」とメールが。店内のテレビを見ると運休情報などがテロップで流れていたのでさっとチェック。八戸線運休?見間違い?じきに昼の「あまちゃん」が始まり、まめぶが出てきたので早速いただく。

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ケバブですか、まめぶですか?でも有名なまめぶ

つゆはけんちん汁的な醤油ベース。具沢山な汁が大好きなのでこの味付けは好きです。まめぶ本体はあまみとくるみの風味。うむ、別に口の中で緊急会議なんて開かれないぞ。うまい。いける。謎の具(シャッキリするけど、大根にしては切り方が違う)もうまい。そして、食べながら見る「昼あま」*1も格別である。モデルになった土地でドラマを見るのは長丁場のやつじゃないと難しいですね。三軒茶屋で見る「すいか」も格別だろうな。心も体も温まったのでJR久慈駅に戻る。

改札前には案内板があり、八戸線運休とのこと。ふふふ、しかし私は前日にタクシー振替になった御仁を知っているのだ。私もその稀少なタクシー振替に……えっ!案内板には「振替運行はございません」の文字。これは参った。しかし、まめぶ食べていなくてもその時点で運休していたので致し方あるまい。単なる東北旅行なら仕方が無いと久慈市内に宿を求めるが、翌日の私には青函トンネル竜飛海底駅見学という重要ミッションが残されているのだ。何としても荷物を預けている八戸に戻らなくては。心の中で「いやぁ、大泉く〜ん」という声を聞きながら旅を濃厚に実感。

駅の窓口で八戸に行く方法を尋ねると、久慈駅と二戸駅とを結ぶスワロー号に乗り、二戸から八戸へ移動できるとのこと。選択の余地はないのでそのルートに賭ける。バス乗り場では既に並んでいる人がいたためじきにバスが来るのだなとお土産だけ買って並ぶ。…全然来ない。まさかお前たちも当てずっぽうに並んでいるのか?それが傘があるという強みなのか?都会では自殺する若者が増えているのかは定かではないが、こちとら傘がない。レインコートではなく防水の効いたウインドブレーカーなのだ。だんだんと防水も役目を果たしたと思い込んで生地に水を迎え始める。もう駄目だと思ったその時!…バスが来たけど隣のレーンに止まり、もうグショグショ極まりなくなってからスワロー号は来た。
バスはほぼ満席。運良く隣の席が空いていたので、濡れていないリュックから手ぬぐいを取り出して体を拭く。…寒い。これは低体温症への入口だと思い、買ったばかりの「北の海女」手ぬぐいを首に巻きささやかに暖を取る。周りの人にはせせこましくて申し訳ないと思いつつ、体をさする。
ところで二戸というのはどこにあるのか。また、先を案じる家族にメールを打ちたいのだが、山間部を走るバスには電波が届かない。不安を覚えつつ二戸へ到着。幸か不幸か銀河鉄道にも乗れてしまうのだ、ふふふ。
…雨のため運休。ギャー!この世の終わりだわ。トンネルが遠のいていく><と駅員さんに聞いたら、隣の新幹線に乗れば八戸に行けますとのことだった。在来線しか頭になかった。大幅に遅れた新幹線がちょうどやってきたのでデッキに乗り込み岩手県脱出。
ホテルに着いて駅ビルでせんべい汁定食を食し、最初で最後の「夜あま」をして*2波乱の一日は終了。

*1:腹黒ユイちゃん復活の回

*2:このためにBS視聴可のホテルを取り直した